卒業生の実績
黒川 慎吾
ソニー(株)
クリエイティブセンター サンフランシスコ
シニア ビジュアル デザイナー
2003年卒
プロフィール・実績概要
熊本県出身。高校時代にモノやファッションに興味を持ち、雑誌を読むうちに、あらゆるモノの背後に、それをデザインした人がいることに気づきました。それがきっかけでデザイナーを志すようになり、デザインが学べる国立大学を探し、工業設計学科に入学。学部卒業後は、納得いくまで勉強したいと考えて大学院に進学しました。当時、学科の中ではあまり一般的なテーマでなかったユーザーインターフェース(UI)デザインを扱った卒業研究が、「ラッキーストライク・ジュニアデザイナーアワード」の「佳作」を受賞したことが、自分の転機になったと思います。大学院修了後、ソニー株式会社に入社し、UIデザイナーとして、デジタル一眼カメラ“α”シリーズの最初の機種に携わりました。4年間ほどαシリーズを始めとする一般消費者向けカメラとその周辺機器を手掛けた後、プロが使用する業務用機器のUIデザインを担当しています。
工業設計学科に入って良かったこと
色々な側面があって簡単に言うのは難しいのですが、まず、デザインの基本的な考え方を身につけたことだと思います。デザインは自己表現ではなくて、だれのためにデザインするのか、どんな風に使ってもらいたいのかを考えること、つねにデザインの意味合いを意識することです。この考え方はデザインの仕事をしている今も変わりません。
受験生の皆さんへ一言
私は高校時代に絵を描いた経験が少なく不安でしたが、夢を持って大学に入りデザイナーになりました。皆さんも「できる事」ではなく、「やりたい事」に挑戦してほしいです。