専攻教育科目
ここに示している授業科目は、平成28年度入学者に適用されるものです
(将来変更となる可能性があります)。
背景色が薄いグリーンの科目は基幹教育科目ですが、工業設計学科に関連深いので掲載します。
「必修指定」の欄中、「必修」は必修科目、「選必」は選択必修科目、
「選択」は選択科目であることを示します。
1年前期
授業科目 | 授業形態 | 単位数 | 必修指定 | 概要 |
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図形科学 | 講義 | 1.5 | 必修 | |
工業設計基礎演習Ⅰ | 演習 | 1 | 必修 | 工業設計に関する初歩的演習。前半部ではグループワークや施設見学などを通し、身近な製品や生活環境の使いやすさを考えます。後半部ではものづくりに欠かせない工学的基礎知識の重要性について理解を深めていきます。 |
1年後期
授業科目 | 授業形態 | 単位数 | 必修指定 | 概要 |
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空間表現実習Ⅰ | 演習 | 2 | 必修 | 図面を理解し作成するために必要な基礎知識を、講義と実習と通じて修得します。 |
工業設計基礎演習Ⅱ | 演習 | 1 | 必修 | 私たちの生活環境づくりのためのインダストリアルデザインの役割と効果について具体的なデザイン課題を通して体得します。 |
2年前期
授業科目 | 授業形態 | 単位数 | 必修指定 | 概要 |
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数理統計学 | 講義 | 1.5 | 必修 | データ解析の基礎理論である数理統計学を全学教育科目として学びます。 |
空間表現実習Ⅱ | 演習 | 2 | 必修 | デザイン表現の基礎である透視図法や、それをもとにしたパースの描き方を学びます。最後はパーソナルハウスのデザイン提案。自分のデザインを表現して下さい。 |
デザイン史 | 講義 | 2 | 必修 | |
聴覚生理学 | 講義 | 2 | 選択 | 聞くことと音声・発語の機能はヒトのコミュニケーション機能の重要な部分です。この授業では、ヒトの聴覚と音声の機構を、生理と病態の両面より取り上げて理解を深めます。音響設計学科担当教員の授業です。 |
構造理論 | 講義 | 2 | 選択 | 構造力学、材料力学を基盤にし、その習得に基づいて、演習を通して建築物や土木構造物の設計に必要となる力学的な感覚の取得をめざします。環境設計学科担当教員の授業です。 |
工業設計モデリング演習 | 演習 | 1 | 選択 | 工業設計としての、様々な形や材料の生成・成形方法や加工方法をデジタル・アナログ両方の側面から、工作工房・情報基盤室・3Dデザイン入出力などで実践的に学習・経験する科目です。 |
知覚心理学 | 講義 | 2 | 選択 | さまざまな感覚を統一的に扱う授業です。「形や色が見える、音が聴こえる、物を触って感じる、匂いや味がする」というような体験を、科学的な態度で分析し、人間が環境への適応に必要な情報をどのように得ているのかを考えます。学部共通授業です。 |
人間工学測定演習 | 演習 | 2 | 選択 | モノの設計に必要な人間のさまざまなかたちの計測方法、また脳や心臓や体温などの種々の機能の測定方法を手ほどきし、結果のまとめ方やプレゼンテーションの仕方を学ぶ。 |
インダストリアルデザイン基礎演習A | 演習 | 2 | 選択 | デザインの基礎となる表現方法を学びます。前半は各種の画材を使ったスケッチの演習で、後半は、さまざまな材料で、素材の特性や作り方を覚えながら、いろいろなカタチを自分で考え、新しい形を考える演習です。 |
人間工学概論 | 講義 | 2 | 必修 | 人間工学は「人間の形態学的・生理学的・心理学的・行動学的側面から、人間に適した製品・生活環境を設計する学問」です。その基礎を人間工学分野教員全員で講義します。 |
デザイン理論 | 講義 | 2 | 必修 | ずばり「デザインとは何か?」「良いデザインとは何か?」をテーマにデザインそのものを考えます。デザインの変遷や現代社会とデザインの関係に焦点を当てた講義をします。 |
生活機器デザイン論 | 講義 | 2 | 必修 | 工業製品をデザインする時の留意点やプロセス等、デザインの基本的な事項を概念や方法、歴史から学んでいきます。それらを理解するため、一方向の講義ではなく毎回小さな演習をしながら、学習していきます。 |
生活空間デザイン論 | 講義 | 2 | 必修 | 生活環境をかたちづくる都市、街や公園、道などのパブリック空間とエレメント、オフィスや店舗、美術館、住居などのインテリア空間とエレメントについて、歴史やデザインの基本的な知識を学ぶ授業です。具体的なプロジェクト事例なども用い、重要なキーワードや空間デザインの基礎を学びます。 |
工業設計力学Ⅰ | 講義 | 2 | 必修 | 工業製品を、その機能を十分に果たし、安全でしかも経済的に設計するための重要な基礎である機械力学と材料力学の基礎を学びます。 |
福祉人間工学 | 講義 | 2 | 選必 | 人間の心身の能力は年齢、障害や病気などによって異なります。本授業では主に高齢者や身体障がい者の特性を勉強し、ユーザの能力に応じたモノや環境の設計を身につけます。 |
2年・3年・4年
授業科目 | 授業形態 | 単位数 | 必修指定 | 概要 |
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デザイン思考法 | 講義 | 2 | 選択 | |
高年次基幹教育科目 | 講義 | 2 | 選必 | すべての学部の2年生以上を対象に、より多様で幅広い教養への興味、専門性の一歩先にある有用な知識やスキルに対するニーズを満たす科目群です。工業設計学科からは「デザインと観察」を3分野共同で提供しています。人間工学・インダストリアルデザイン・知的機能工学の領域から、「物事をみる力」というアプローチで全学に開講しています。 |
2年後期
授業科目 | 授業形態 | 単位数 | 必修指定 | 概要 |
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インタラクションデザイン | 講義 | 2 | 選択 | インタラクティブメディア、ユビキタスメディア、Webサービスなどを考えることから、社会的なニーズであるユーザの利用満足度へのアプローチの方法を考えます。芸術情報設計学科担当教員の授業です。 |
電子工学 | 講義・演習 | 2 | 選択 | 電子工学の基本事項の理解にもとづいて、デバイス、プログラミング、ハードウェアの関係を理解し、広い方面で実践的な電子回路が活用できる講義をおこないます。工業・画像・音響共通の開講科目です。 |
フィールド調査演習 | 演習 | 2 | 選択 | アンケ-ト調査の留意点や統計解析法を学びます。どの分野を希望していても、アンケ-トや実測調査は不可欠です。受けないと損です。 |
インダストリアルデザイン基礎演習B | 演習 | 2 | 選択 | 「何のために、何をデザインするのか」を根本的に考えます。人や社会が必要とするモノを突き止めるためのさまざまな手法と発想、アイデア展開を学びます。 |
行動生理学 | 講義 | 2 | 選必 | 望ましい作業システム・生活環境デザインの在り方について考察できることを目的とし、現代の科学技術文明におけるヒトの生理的、心理的、形態的特徴について学びます。 |
生理人類学 | 講義 | 2 | 選必 | よいデザインを目指すため、環境適応能から人を理解し、それをいかにデザインに反映させるかを考える。例えばオフィスデザインへの展開を講義する。 |
生活機器設計論・演習 | 講義・演習 | 3 | 選必 | 身の回りにある工業製品に目を向け、毎週異なるテーマで異なる方法を使いながら、その日のうちにデザイン案をつくります。その後、新たなテーマでスケッチ・模型・図面・CGを利用しながら、新しいモノを提案します。 |
生活空間設計論・演習 | 講義・演習 | 3 | 選必 | 生活空間デザイン論で学んだ空間とそのエレメントデザインの方法を具体的な演習課題を通して体得します。遊びのデザイン、家具のデザイン、街のデザインなどの課題を予定しています。 |
工業設計力学Ⅱ | 講義 | 2 | 選必 | 流体の運動や熱の移動は、機能と密接に関係する物理現象です。身の回りの現象の定性的な理解から始め、より複雑な現象の理解や、数式を利用した定量的な現象の表現に進みます。 |
設計多変量解析 | 講義 | 2 | 選必 | 観測変数が多い場合のデータの解析法について、講義と計算機演習を併用して学びます。 |
3年前期
授業科目 | 授業形態 | 単位数 | 必修指定 | 概要 |
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機能工学基礎 | 講義 | 2 | 選必 | ものづくりの不可欠な機械要素及び材料・加工の基礎知識、さらには安全性・信頼性の基礎を学びます。 |
機能デザイン論 | 講義 | 2 | 選択 | 利用可能な原理や技術を巧みに利用して、これまでにないものを人工物として具体化させるという、高度で創造的な活動である設計の流れを中心として、最近の各種設計支援法や最適化・模型試験などを解説します。 |
主観評価法 | 講義・演習 | 2 | 選択 | 人間による評価の手法、および、評価データの科学的な扱いかたを、体系的に学び、その測定方法の取得や測定データの処理方法などを学びます。環境・工業・画像・音響共通の開講科目です。 |
情報理論 | 講義・演習 | 2 | 選択 | 情報通信技術を支えている基本事項から、情報を理論的な側面からどのように取り扱うかを演習問題を解きながら情報理論について理解していきます。工業・画像・音響共通の開講科目です。 |
推測統計学 | 講義 | 2 | 選択 | 「統計的手法を用いる際に注意すべきこと」および「統計的仮説検定」について、より深い理論的考察をおこないます。工業・画像・音響・芸術情報共通の開講科目です。 |
知的財産論 | 講義 | 2 | 選択 | デザインにおいて、重要な知的財産について、総合的な講義をおこないます。 |
生体情報処理演習 | 演習 | 2 | 選択 | 生体情報を計測し分析できることを目的とし、5つの実験を通して①高次の脳活動、②自律神経系の機能、③体温調節反応、④動作解析、⑤生体信号処理について学びます。 |
デジタルモデリング演習 | 演習 | 2 | 選択 | プログラミング言語を利用してデータを分析し特性を抽出したり、CAD上で機能形状・機構のモデルを作成して強度や運動を解析したりする方法を身につけます。 |
人間工学設計法 | 講義 | 2 | 必修 | 「人にやさしい」デザインとして、人のどのような要素を製品に反映させればよいのか、具体例を示しながら解説します。第一線で活躍の企業トップも講師に参加。 |
感性科学 | 講義 | 2 | 選必 | 感性とは何かについて概説します。感性は知性と同様に脳機能の一つです。そこで脳機能については解剖学的特徴や脳内神経伝達物質の面から、脳活動に付随する自律神経活動、免疫活動、内分泌活動に関して今日の最新の知見を概説します。次に視覚、嗅覚、触覚、圧覚等の諸感覚刺激について、各情報の神経経路の解剖学、神経生理学、認知心理学的知見を紹介し、製品設計への応用を考えます。 |
環境人間工学 | 講義 | 2 | 選必 | 物理環境(温熱環境、光環境、気圧環境、空気環境等)が人体生理反応、心理反応および作業能におよぼす影響を明らかにする講義です。安全基準や対策についても言及します。 |
現代生活デザイン論・演習 | 講義・演習 | 3 | 選必 | 現代の生活をよりよくするデザインを生み出す一連のプロセスを学びます。社会や文化、人々のライフスタイル、行動などを知ることから、豊かなデザイン発想が生まれます。 |
生活機器造形論・演習 | 講義・演習 | 3 | 選必 | 前半はテーマに沿った課題に取り組み、作品集を作ります。後半は試作やスケッチを通して、実際に使うものをデザインし工房で制作します。とくに、プラスチックの基本的な成型を行いながら、工業製品の特性を学習します。 |
生活空間造形論・演習 | 講義・演習 | 3 | 選必 | 生活空間設計論・演習に引き続き、生活空間デザイン論で学んだ空間とそのエレメントデザインプロセスを具体的な演習課題を通して体得します。美術館のデザイン、駅前広場のデザイン、店舗のデザインなどの課題を予定しています。 |
3年後期
授業科目 | 授業形態 | 単位数 | 必修指定 | 概要 |
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人間工学研究法 | 講義 | 2 | 選択 | 科学的研究とは何か、その具体的考え方と手順を手ほどきします。これさえわかれば、卒業論文、修士論文もなんのその。 |
応用時系列解析 | 講義 | 2 | 選択 | 実験などで観測される音や映像,あるいは脳波といった時系列データについて、その解析法や、得られる知見について「時間周波数解析」「確率過程論」「統計的時系列解析」といった複数の観点から、実データを交えつつ勉強していきます。 |
システム工学 | 講義 | 2 | 選択 | システムの記述や解析や設計を行うための理論的方法を学習します。確率論のシステム工学への応用、待ち行列の理論、乱数とシミュレーションなどの学習をします。工業・画像・音響・芸術情報共通の開講科目です。 |
人間工学設計演習 | 演習 | 2 | 選択 | 人間工学手法を用いてデザインする能力を養うことを目的とし、履修者自ら研究テーマを決め、実験をおこないます。その際、実験デザイン方法、測定法、分析法について学びます。 |
計画設計プロジェクト演習 | 演習 | 2 | 選択 | 考えるだけ、作るだけでデザインは終わらない。デザインは世に出して人に使われて初めて意味を成します。このことを実感するために、現実的なプロジェクトに挑戦します。テーマはデザイン担当の教員がそれぞれ個別に提示します。それをみなさんが自由にテーマを選択する形式です。 |
機能工学デザイン演習 | 演習 | 2 | 選択 | 設定されたテーマに従って、機能を実現するための構想を練り、具体的設計を行い、さらにそれを製作します。 |
デザインシステム論・演習 | 講義・演習 | 3 | 選必 | 製品やユーザーを対象とした調査・分析の考え方や方法を講義します。併せて演習を行い,その理解を深めるとともに,調査・分析の結果をもとに,具体的なデザインの提案を行います。 |
3年・4年
授業科目 | 授業形態 | 単位数 | 必修指定 | 概要 |
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インターンシップ(学部) | 演習 | 2 | 選択 | 実社会における知識・技術に触れながら、キャリアデザインについて考えるために、企業、行政機関、公益法人などにおいて、実習・研修的な就業体験をおこなう授業です。 |
4年前期
授業科目 | 授業形態 | 単位数 | 必修指定 | 概要 |
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デザインストラテジー基礎 | 講義・演習 | 2 | 選択 | デザインストラテジーについての基礎的な授業で、実践的なデザインプロジェクトをわかりやすく講義し、デザインストラテジーに対して理解を高めていきます。 |
工業設計プロジェクト研究 | 演習 | 2 | 選択 | 授業と演習の集大成として、人間工学、インダストリアルデザイン、知的機能工学の分野にまたがる統合的な課題に取り組んで演習します。 |
4年前期/後期
授業科目 | 授業形態 | 単位数 | 必修指定 | 概要 |
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卒業研究Ⅰ | 演習 | 2 | 必修 | 3年生までに蓄積した技術や知識等を総動員し、また新たな学習から卒業研究としてまとめ上げていきます。各指導教員ごとにおこないます。 |
卒業研究Ⅱ | 演習 | 4 | 必修 |