卒業生の実績
松下 耕太郎
株式会社日立製作所
デザイン本部 ホームソリューションデザイン部
専門デザイナー
2001年卒
プロフィール・実績概要
高校生の時に生活や社会を豊かにする仕事をしたいと思ったとき、僕らを囲む環境は様々な機器やシステムで成り立っていることに気付きました。それらの開発に関わりたいという思いから、九州芸術工科大学 芸術工学部 工業設計学科に入学。大学でプロダクトデザインを専攻後、大学院ではパブリックデザインを専攻しました。2004年に株式会社日立製作所に入所し、工作機械や計測機器のデザイン開発を経験。現在はおもに海外向けの生活家電製品のデザイン開発を行っていますが、並行して事業を横断したプロジェクトやプラント建設現場での調査活動などもデザイナーとして行っています。開発対象物が広く戸惑うことも多いですが、どの開発においても不可欠なのは、本学で習った技術の人間化ではないかと最近思っています。
工業設計学科に入って良かったこと
ひとつ目は、「遠くから見ることができる環境があること」…でしょうか。色・カタチといった、デザインという言葉から一般的に想起される範囲ではなく、広く対象を捉えることを教えてくれる場所だと思います。ふたつ目はそのような教育環境だから、「多様な得意分野や考えを持った友人に出会えること」。本学科卒業生のフィールドの多様さが、それを証明していると思います。
受験生の皆さんへ一言
進路について悩んでいる人がいるかもしれませんが、当然だと思います。まずはオープンキャンパスや説明会などのイベントに飛び込んで、積極的に情報を収集してみてはいかがでしょう。