卒業生の実績
中村 詩子
北九州市立総合療育センター
リハビリ工学技士
1999年卒
プロフィール・実績概要
デザインが学べる国立大学を選びました。大学3年時にシドニー工科大学に1年間交換留学をし、グローバルな視点でデザインを考えることが出来ました。大学入学当初は、インテリアデザインを希望していましたが、モノがあふれる時代に本当に必要なものづくりをしたいと考えるようになりました。福祉機器のデザインが発展途上にあることを知り、興味をもちました。障害のあるこどもの福祉用具を、臨床現場でデザインできる現在の職場を知り、就職しました。
障害のあるこどもの病院とリハビリテーション施設である、北九州市立総合療育センターにリハビリ工学技士として配属され、鉛筆を持つ為の自助具から椅子や車椅子のデザイン、住宅相談等を担当しています。入社当初は、医療とリハビリテーションの知識も経験もなく、とても戸惑いましたが、工業設計で学んだことを活かすことができるやりがいのある職場です。臨床現場の他職種の専門家とユーザーとともに、あったらいいな〜のイメージをカタチにしていきます。機能や価格、制度等による制約も大きいですが、命に関わるものからQOLをあげる為のものなど、市場にない本当に必要なものに関われるため達成感は大きいです。もっと多くのデザイナーに福祉機器の分野に関わって欲しいなと思います。
工業設計学科に入って良かったこと
環境・設備が充実し、頼りになる先輩方、先生方がいるので、やりたいことにチャレンジしやすい環境、そして自由な雰囲気がよかったです。
受験生の皆さんへ一言
ものづくりをまなぶなら工業設計は最高です!