工業設計学科のまいにち
やろうと思えば、なんでもやれる学科
神代 真徳
2014年度入学
芸術工学部工業設計学科の魅力を一言でいうと何だと思いますか?
やろうと思えば、なんでもやれる学科。
1年生時と現在(4年生)では、自分の気持ちや大学生活、将来の希望、
興味関心のあることなどに変化はありましたか?
1年生の時は、何かのデザイナーになりたいと漠然に考えていました。しかし、2年生の時、授業中に車の落書きをしていたら、授業のサポートで来ていただいていた先輩に「君、車興味あるの?今度、これ参加してみない?」と言われ、某車メーカーのデザインセミナーに参加した事がきっかけでした。それから、カーテザイナーを志し始めました。それ以降、様々なワークショップやインターンシップを通して、自分のやりたい事が明確になっていきました。
これからの大学生活に期待していることはありますか?
特に期待はしてないです。自分から行動して初めて、学ぶことのできる学校であると思うからです。
1年間の大学生活をふりかえって満足度はどのくらい?
100点満点とすると、80点くらいだと思います。残りの20点は、遊びきれなかったことです。
これまでに大変だなと思うことは何かありますか?
また、楽しいなと思うことは何でしょうか?
〈大変だなと思うこと〉
工業設計学科で学ぶ、3分野のうちの1つである、インダストリアルデザイン分野において話します。スケッチやモデル製作など表現するスキルを磨く授業や時間が他の美術大学などに比べ圧倒的に少ないです。しかし、物事を理論的に考える力に関しては秀でていると感じています。これは、デザイナーのベースとなる力です。しかし、デザイナーにとって表現するスキルは切っても切り離せません。そこで、私はそのスキル向上のため、カーデザインが学べるオンラインスクールに通っています。大学とオンラインスクールの課題や作品作りを両立するのに大変苦労しました。
〈楽しいなと思うこと〉
自分のデザインしたモノやコトが、いいね!と言われると嬉しいです。今はまだ、それを世の中に届けることは出来ませんが、プロになったらそれが実現できるかと思うとワクワクします。
大学(工業設計学科)に入学して得たものは何でしょうか?
以下の3つです!
自分から学ばなければ、何も始まらないということ。
将来何をしたいかがより明白になったこと。
素晴らしい先生や先輩や友達と巡り会えたこと。
芸術工学部工業設計学科を受験しようと決めた時期はいつごろですか?
高校3年生の時です。その後、1年間浪人を経て入学しました。高校までは勉強しかしていなかったので、デザインを学べ、かつ試験科目にデッサンが無い受験方式があるのでここに決めました。
どんな受験勉強をしましたか?
とにかく勉強しました。SNSやゲーム等は一切断ち切りました。その経験と身に付けた理論的な思考がデザインに生きてくるので、必死でやって下さい。
将来の夢は何でしょうか?
現在では、自動運転技術の発達や電気自動車の普及により、車ってなんだ??と車の在り方が変わり始めています。車というよりも移動体という言い方が、これからは良いのかもしれません。そんな背景も受け、私はその移動体の在り方から定義し、人との関わり方、社会にどう影響を及ぼすのか、までを総合的にデザインする、そんなデザイナーになりたいと思っています。
芸術工学部工業設計学科の受験を検討している高校生のみなさんへ一言!
特に、デザインを勉強したくて、志望している人へ。
美術大学を選ばす、この学科を選んだからには、自分から学ぶことが、他と比べ要求されると思います。ただ、意志を持って行動し、学んでいけば素晴らしいデザイナーになるきっかけができるのではないでしょうか。大学合格がゴールではないです。大学で何をするかが重要です。勉強は形を変えて、これからも続きます。